2019/01/18

マレーシアの特別支援教育

スラマッパギ😊こんにちは、せーちゃんです!


私の専門は英語教育ですが、特別支援教育についても勉強しています。そこで、マレーシアの特別支援教育ってどんな感じなんだろう?と思ったので、NASOM (National Autism Society of Malaysia)を訪問させていただきました。ここはマレーシアで一番古い自閉症児専門の療育センターです。幼稚園の代わりにここへ通う子ども、学校が終わってからここへ通う子どもなど、年齢も様々な子どもたちがここで学んでいます。


今回は音楽療法のクラスをお手伝いさせていただきました。
一人一人違った発達段階や個性があり、それに合った支援をしていくことの大切さを、実感する良い機会となりました。音楽や遊びを通して、自然と子どもたちが学んでいけるような工夫がたくさんありました。


私が1番驚いたのは、言語についてです。私は、マレー語がほとんど話せないので、子どもたちとコミュニケーションがとれるかを心配していたのですが、言語が不十分で学習中の子どもでも、母語(マレー語)と英語を使い分け、会話をすることができたのです!彼らの中では、物事の概念についてのベースがあれば、第二言語もすぐに使えるようになるということで、日本人とマレーシア人の違いを感じました。マレーシア人すごい!


現地の先生は子どもたちに熱心に関わっている様子でしたが、いけないことをした時はかなり厳しく叱っていたので、そこにも驚きました。


今までは授業を受けることがほとんどで、子どもたちと関わることはあまりしてこなかったので、そこの日本人スタッフの方に日本との違いを聞いてみました。


マレーシアの長所
・多民族国家であることとおおらかな国民性から、少しの違いを気にせず、差別が少ない。


マレーシアの短所
・特別支援教育の遅れ。日本だと幼児期の検診等で自閉症だとわかることが多く、早期療育ができるが、マレーシアにはそのようなシステムや各機関の連携がないため、気がつかず大きくなってしまうことが多い。


このような違いがあるそうです。特別支援教育が不十分だと、自分自身や周りが障害に気が付かないまま、苦労する子どももたくさんいるのだろうなと思いました。


今回、マレーシアの自閉症療育センターを見学させていただき、日本とマレーシアで国は違いますが、支援の方法に大きな違いはなく、改めて子どもたち一人一人を見て支援を考えていくことが大切だと思いました。日本も遅れているそうですが、マレーシアはまだまだ特別支援教育の施設やシステムが足りていないという現状も知りました。


私も先生になったときのために特別支援教育もきちんと勉強していこうと思います!


それでは、ジュンパラギ〜









1学期目終了しました!

スラマッパギ!こんにちは、せーちゃんです。

今日でテスト期間も終了し、全2学期中1学期目の全日程が終了しました👏9月中旬から始まり、あっという間の1学期でした。

ここで、マラヤ大学の学期日程をもう一度お伝えしておくと、
9月中旬 授業スタート
11月上旬の1週間 中間休み
12月末のクリスマス前 授業期間終了
1/2までの1週間 テスト前復習休み
1/18までの3週間 テスト期間
こんな感じです。

テスト期間は3週間あるといっても、私は2つだけだったので、ほとんど休日でした(笑)


テストのことも書こうと思います!


マラヤ大学では、全てのテストをExam Hallで受けます。そういえば、オリエンテーションもここでやりました!いつも乗っているバスの行き先がここに変更になり、会場まではバスで行くことができます。


筆記用具、パスポート、学生証、貴重品を持ち、あとの荷物は教室の外に置いておきます。貴重品を会場内に持ち込むとはいえ、セキュリティは?なので、あまり荷物は持って行かないことをおすすめします。


見回りのスタッフさんとかもたくさんいて、ピリピリとした雰囲気😰
なんだか、センター試験を思い出しました。


授業の先生も見回ってくれるので、不安なことがあれば遠慮せず質問しましょう!私は選択問題の選び方が不安だったので、先生にこれでいい?と質問しました。優しく答えてくれましたよ😊


試験内容は、定義を答えたり、意見や解決策を求めたりするものなど、長文で回答するものがほとんどでした。英語で書くことはやっぱりハードルが高いですが、言いたいことは書ききったので満足です😊それなりの成績であってほしいと願うばかりです🙏


ちなみに会場はこんな感じ。
複数の授業の試験が同じ場所、時間で行われます。
そのため、履修登録時には試験時間の重複がないようにしましょう!
 

初めてということで緊張していた試験ですが、なんとか終えることができました☺


授業を振り返ってみると、私の受けていた授業はそこまで難しいものはなかったのですが、自分の持っている知識や経験、既習事項を使って、意見を発表したり、プレゼンをしたりということが多かったです。「こんなことを言いたい!」と思っても、英語でうまく表現できず、悔しい思いも何度もしました。しかし、学期後半にはだんだんと発言できる回数も増えてきたので、2学期目もがんばりたいと思います!


それでは、ジュンパラギ〜♪



2019/01/14

学校訪問🏫中高一貫校編

スラマッパギ!


前回のブログに引き続き、今回は学校訪問中高一貫校編を書いていきます!


小学校訪問の後、中高一貫校も訪問させていただきました。
この学校はマレー系、中華系、インド系が一緒に学んでいます。宗教やモラル(道徳のようなもの?)の授業の時のみ分かれて授業を受けるそうです。


1番驚いたのは、午前と午後2つのセッションに分かれ、午前は高学年、午後は低学年が同じ教室を使うということです。日本では普通朝から午後まで全校生徒が一緒に学びますが、ここは、全校生徒を半分に分け教室をシェアします。それに伴って教師も午前勤務と午後勤務の人がいるそうです。生徒の入れ替わる時間帯には、たくさんの低学年の生徒たちが門が開くのを待っていました。全校生徒の数に対して教室が足りていないためらしく、マレーシアではこういう学校が多いそうです。学校に行っていない時間に何をするかを聞いたところ、塾のようなところで学ぶ生徒も多いのだとか。マレーシアには大学入試に近い大切な試験があるので、やはり勉強は大切なようです。


学校案内をしていただいた際に、ある教室にお邪魔させていただき、授業中だったにも関わらず、生徒と話す時間をつくっていただきました。生徒たちは恥ずかしがりながらもいろいろな質問をしてくれました。やっぱり生徒の前で英語を話すとなると緊張してしまうので、もっと正しい英語をスムーズに話せるようになりたいと思います!最後に先生が「がんばっていい先生になってね!」という言葉をかけてくださり、とても嬉しかったです!マレーシアの生徒も先生も、私をとても歓迎してくださいました!マレーシア人って本当に温かい😊


カウンセリングルームも見学させていただきました。スタッフの方も何人かいて、部屋も個別カウンセリング用、グループカウンセリング用の2つあり、とても充実している印象でした。ちょうどこの日が校長先生の誕生日ということで、マレーシアのケーキをいただいちゃいました😋校長先生の誕生日にみんなでケーキを食べるなんて、アットホームですね!


今回は参観できなかったのですが、上級クラスでは数学と理科を英語で教えているそうです。英語力向上につながるし、大学では多くの科目を英語で学ぶことになるので、その練習にもなるのでいいなと思いました。ただこれが実現できているということは、ある程度の英語力を小学校の時点で身につけているということです。中高生の時に英語で他教科の授業を受けるなんて考えられなかったので、マレーシア人の英語力ってやっぱりすごいなぁと思いました。


こんな風に2つの学校を訪問させていただきました。
現地の学校を見る貴重な経験であったとともに、児童生徒も先生方も私のこと温かく迎えてくださり本当にうれしかったです😊今回の学校訪問で得たことを今後の学びに活かしていこうと思います!


それでは、ジュンパラギ👋

学校訪問🏫小学校編

スラマッパギ😊
日本は雪が降っている頃かと思いますが、マレーシアは日に日に暑くなってきている気がします😅


先日、知り合いの方の紹介で、マレーシアの小学校と中高一貫校を訪問させていただきました。今回はその時のことを書いていこうと思います。まずは小学校編です!


ちなみにですが、マレーシアではお正月三賀日はなくて、1/2から学校や仕事が始まります。各民族ごとに独自のNew Yearがあるためか、普通の日と同じだよと言っているマレーシア人もいました。


さて、今回私が訪問させていただいたのは、タミル系の小学校です。マレーシアにはマレー系、中華系、タミル系(インド)の小学校があって、好きなところを選んで通えるそうです。3つの違いはどの言語を主に使うかということです。


小学校に着くと、朝食を用意していただき、先生方と一緒に朝食を食べました。児童も10時頃に朝食の時間があり、学校にきてから朝食を食べるそうです!時間的に少し遅い気もしますが、日本では朝食を食べないで学校に来る子どもたちが問題になっているので、マレーシアではそういう心配はないですね😊


その後、学校を案内していただきました。驚いたのは、校舎内に大小さまざまなホールがあったことです。これは日本の体育館のようなものではなく、結婚式場のような天井にシャンデリアまである豪華なホールでした。学校の敷地内にありますが、このホールは企業が管理しているらしく週末に結婚式や式典のために貸し出されるそうです。マレーシアの学校では一般的なことらしい😳


最後に小学校2年生の英語の授業を少しだけ参観させていただきました。
日本と同様、チャイムで始業等を知らせるのですが、この音、ジリジリーというような日本の火災報知機と同じ音だったんです😳私1人あたふたしてしまいました💦でも、火事の時も同じ音を長めに流すらしく、個人的には違いがわかるのか?と思ってしまいました(笑)


さて、参観させていただいたのは小学校2年生のクラスでしたが、会話は普通にできるレベルでした!すごい!
授業は日本の外国語活動と似ていて、歌を歌ったりゲームをしたりしていました。1コマ30分が基本で、この授業は2時間連続、計1時間の授業でした。この授業では似ている発音に注目していて、それに関する歌やゲームを行っていました。また、時々単語のスペルを尋ねる場面もあり、語彙にも注目している様子でした。日本の授業で発音がメインの授業はあまりないし、語彙やスペルに注目することもあまりない思うのでとても新鮮でした。私はあまり発音に自信がないので、もっと勉強しないと!


全教室に電子黒板が設置されているのですが、ホワイトボードを少し動かすだけで使えるため、先生はホワイトボードと電子黒板の両方を使って授業をしていました。これも日本と似ていますね!個人的にマレーシアは発展途上国のイメージがあったので、電子黒板が導入されていることにとても驚きました!


もちろん、先生はすべて英語で授業を行い、母語を使った児童がいた場合ゲーム内でマイナスポイントをつけていました。小学校2年生ですが、なかなか厳しい😅
児童は先生の指示全て理解している様子でした。オールイングリッシュでの英語教育に関しては賛否あると思いますが、ある程度英語の使用やインプットを強制していった方が、英語力は向上するのかもしれませんね。


授業外でも、学校内には英語に関する掲示物がたくさんあり、児童が日常的に英語に触れる機会を持てるような工夫がされていました。こういった工夫によって、高い英語力が実現しているのかもしれません。


この英語の先生とお話させていただいたのですが、児童のライティングをもっと向上させたいとおっしゃっていました。英語が使える人の多いマレーシアでも、まだまだ課題があるんだなと思いました。日本人は英語が使えないと言われますが、ライティングやリーディングに関しては自信を持ってもいいのかも?と同時にうまく両国の英語教育のいいところを共有して、お互いに向上していけたらいいなと思いました。


以上、マレーシア学校訪問小学校編でした。
日本の学校と比べると違うところもありましたが、共通点もたくさん発見できました!英語教育に関する学びもいくつか得られたので、今後の参考にしていきたいと思います!


引き続き、中高一貫校編もぜひ読んでみてください!







2019/01/01

Selamat Tahun Baru!!

Happy New Year🎉
明けましておめでとうございます🎍


今回のタイトルのSelamat Tahun Baru.はマレー語で新年おめでとう!という意味です。
「スラマッ タフン バル」と読みます!皆さん、スラマッ タフン バル〜!!


2019年になりましたね!皆さんはどんな年越し、お正月をお過ごしでしょうか?


私は海外で迎える初めての年越しということで、KLCCで行われたカウントダウンイベントに参加してきました。マレーシアの中でも最大のカウントダウンイベントということで本当に多くの人が集まって大盛り上がりでした!




ペトロナスツインタワーの前の広場に特設ステージが組まれています。21時頃会場に着くと既にたくさんの人がいました。簡単には移動できない程の人!人!人!そして、ステージでは、アーティストたちが歌を披露していました。マレーシアの有名なアーティストばかりだと思うのですが、グレイテストショーマンの曲や、ジャスティン・ビーバーの曲なんかも歌ってました(笑)何より歌やマレー語のMCがわからなくても、雰囲気だけですごく楽しかったです!!




そしていよいよ年越しの時!
10秒前からみんなでカウントダウンをしました!そして次の瞬間音楽とともに巨大な花火が🎆
みんなHappy New Year!!と叫びながら、スマホで一生懸命撮影してました。私もその1人(笑)


スリアKLCCを背にして、ステージの右奥側で花火が打ち上がっていたので花火とペトロナスツインタワーを一緒に撮影することは出来ませんでした😅ご参考までに。


10分程の花火ショーが終わると、みんな一斉に帰路につきます。しかし電車やバスは12:30までということで、私たちはタクシーで寮まで帰ることに。周辺は渋滞がすごいのでKLタワーの辺りまで歩いてタクシーをつかまえました。それでも帰宅できたのは2:30頃でした。帰宅できるのかを心配していたのですが、なんとか帰れて良かったです😅電車もう少し遅くまでやっててほしい…。ペトロナスツインタワーの見えるホテルやバーからカウントダウン花火を見る人も多いみたいです。それだと落ち着いて花火が見られますね!


私のマレーシアでの年越しはこんな感じでした。今までは家族とお家で過ごすお正月だったので、こんな風にみんなと年越しの瞬間を派手に祝うのも楽しかったです!みんなでカウントダウンをして花火を見た感動と興奮は忘れられません。思い出に残る年越しとなりました。


今年はブログをコツコツ更新できるようにがんばりたいと思います。2019年になり、留学もあと5ヶ月程。たくさん学んでまだまだマレーシアを楽しみたいと思います🙋


皆さんにとっても素敵な1年になりますように♪
2019年もよろしくお願いします!

2018/12/31

常夏の国のクリスマス

スラマッパギ!
そして先日はクリスマスでした🎄
日本のクリスマスは冬❄ですが、マレーシアには冬がありません。常夏の国のクリスマス気になりませんか?

とういことでご紹介します!


ショッピングモールはどこもかしこもクリスマスの装飾でいっぱい!!ちなみに、クリスマスセールが行われていることもあり、人が多いです。



クアラルンプールで有名なツインタワーの下にもクリスマスツリーが🎄
夜になるとライトアップされてきれいでした。



中でも私のお気に入りはパビリオンというショッピングモール!ミッキーのアニバーサリーイヤーにちなんで、ミッキーモチーフのクリスマスデコレーションでした!


常夏の国ですが、普通にクリスマスでした。

サンタさんは普通に長袖だし…。

マレーシアの友達にどんな風にクリスマスを過ごすかを聞いてみたところ、ムスリムにとっては普通の日だそうです。確かにクリスマスってキリスト教のイベントですもんね。ただ、クリスマスセールやってるからショッピングには行くみたい。


常夏の国のクリスマスは日本と同じく、クリスマスを楽しむ日みたいですね🎅

UMICAFF

スラマッパギ☀

11月28.29日に行われたUMICAFF(ユミカフ)のことをすっかり書き忘れていました😅


UMICAFFはマラヤ大学で行われる留学生の文化祭のことです。各国が料理や文化のブースを出します。



日本からは浴衣着付けと折り紙等の伝統的なおもちゃのブースを出しました。
実は直前に友人から頼まれ、日本から何が出せそうか考え、なんとか作ったブースでした😅準備期間がほとんど無い中でしたが、来てくれた人はとてもよろこんでくださって、がんばってよかったなと思いました。


また、各国のご飯を食べたり、文化を知ることができたりして、改めてマラヤ大学にはたくさんの国からの留学生がいること、そしてそこで学ぶことでたくさんの文化に触れることができることはありがたいなと思いました。